【妊婦さんの必要知識!】妊娠中の貧血
こんにちは。
妊娠中に貧血になりやすいというのは、良く知られていますよね。
妊娠中は月経がなくなるため鉄の排泄量は減少しますが、胎児や胎盤の発育のための鉄の必要量は増加するため、鉄欠乏性貧血になりやすくなります。
特に妊娠中期・後期には血液量が増加するため、血液中のヘモグロビンの比率が下がり、見かけ上の貧血になります。(ヘモグロビン11g/dl以下の場合を貧血と言います。)
軽い貧血では自覚症状はありませんが、重い貧血になると動悸・息切れ・疲れやすい・脱力感・立ちくらみ・めまい・顔色が悪い・頭痛・手足の冷えなどの症状が起こります。
重症の貧血だと微弱陣痛・出産時の異常貧血・ショックの原因になったり、産後の回復が遅れたり、母乳の出が悪くなる原因になったりすることもあります。
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【予習しとこう!】お産の進み方
こんにちは。
みなさんの妊娠経過は如何ですか?
みなさんそれぞれかと思います。
いざお産!となったときに慌てない為にも、お産の進み方については頭に入れておきたいですよね。
出産が近づいてくると、前触れのサインが現れます。サインがはっきり現れない場合もありますが、その場合は出産予定日が目安になります。
- 出産が近づいてきたサイン
- 出産の始まりのサイン
- 以下の場合は早めに連絡・来院すること。
- 入院の準備
- リラックスや呼吸法の重要性
- 出産の進行
- 出産時のトラブルと処置
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【予習しとこう!】妊娠25週ってどんな時期?
妊娠25週ってどんな時期なのでしょう?
注意点を頭に入れておくためにも、予習しておきましょう。
赤ちゃんの成長
妊娠25週の赤ちゃんは、身長が約32〜35cm、体重が約650〜900gに成長するとき。
お腹の外の音に反応して心拍数が変化するなど、音刺激にも敏感になる時期です。
上下の瞼が分かれ瞬きが出来るようになり、目鼻立ちがしっかりしてきます。
呼吸様運動を繰り返し、肺呼吸に必要不可欠な界面活性剤の分泌が始まり、肺が発達していきます。
ママの変化
おなかがまた一回り大きくなり、重苦しさも感じる頃。
下腹部だけでなくおへその上の方まで丸く膨らんできます。
乳輪の色素沈着も進みますが産後はほぼ元に戻ります。
妊娠線ができると、次第に白くなって目立ちにくくなりますが、完全には消えません。急激に体重が増えるとできやすいので、体重管理には気をつけましょう。保湿をしっかりして皮膚を柔らかくしておく事も大切です。
ストレスが強いと交感神経が優位となり血管が収縮、赤ちゃんへの十分な栄養供給を妨げる事もあります。またストレスはお腹の張りを増やす事もあります。自分に合ったストレス対処法を探しましょう。
この頃からむくみが見られる人も多くなります。一晩休んでもとれないなどひどい場合は、主治医に相談して妊娠高血圧症候群を発症していないか診てもらう必要があります。塩分は控えるように食事を工夫しましょう。
素敵な1週間になりますように。
【予習しとこう!】妊娠24週ってどんな時期?
妊娠24週ってどんな時期なのでしょう?
注意点を頭に入れておくためにも、予習しておきましょう。
赤ちゃんの成長
妊娠24週の赤ちゃんは、身長が約30〜35cm、体重が約550〜750gに成長するとき。
眉毛や睫毛などの顔の細かいところもできてくるとき。
手足や胴体も長くなり身長がぐんと伸びるときです。
五感の発達もぐんと進み、鼻の穴も貫通します。まだ肺は機能していませんが肺胞も成熟してきています。
羊水は一週で50ccほども増えていて、以前の2倍程の増え方です。
ママの変化
妊娠7〜9ヶ月は赤ちゃんの成長も著しくママの体の変化も大きく出やすいとき。子宮の重みで体への負担も大きくなってくる頃。お腹が大きくなってきて、仰向けで寝るのが辛くなってきます。左下の側臥位がお勧めです。
腰痛がひどくなったり、妊娠線ができやすくなったり、乳輪部の色素沈着も進む頃。乳房も大きくなります。子宮が胃を圧迫する事で胸焼けや胃もたれ、便秘や痔にもなりやすいとき。足にむくみや静脈瘤が出やすくなる頃。
24週以降は妊娠高血圧症候群や早産などのリスクが高まるため、妊婦検診の頻度も2週に1度のペースが推奨される頃です。
貧血になるとめまい・立ちくらみ・疲れやすい・息切れがあったり、、赤ちゃんが未熟児になるなど影響も大きいので貧血対策は重要です。
水分も多めの摂取を心がけ、一日1.5〜2ℓを意識しましょう。こまめに少量ずつが大切です。
お腹が張った場合は少し休んで治まるなら問題ないですが、休んでも痛みや張りが続く場合や徐々に規則的になっていくような場合、痛みが強かったり出血や破水の可能性がある場合は医療機関に連絡しましょう。
素敵な1週間になりますように。