【妊婦さんの必要知識!】歯磨きと虫歯予防
ママの歯
それに加えて生活リズムが普段と違う為、歯磨きもおっくうになりがち。
またホルモンバランスの変化で唾液量が減って口の中の清潔を保ちにくくなります。
これらのため、妊娠中は虫歯になりやすいです。
歯磨きを励行し、虫歯・歯周病を予防しましょう。
歯磨きのポイント
・ 歯ブラシをあちこちに移動させずに、はしから順番に磨きましょう。磨き残しを防ぎます。
・ 利き腕側は磨きづらいので、念入りに。
・ 歯ブラシは頭の部分が小さめで、毛の硬さは“普通”か“やわらかめ”を。交換は1ヶ月に1本が目安です。
・ 歯磨き粉はつわりで気持ち悪いときは無理につけなくても大丈夫です。
・ 糸ようじ・デンタルフロス・歯間ブラシも使って、歯と歯の間にも磨き残しが残らないようにしましょう。
磨き方:スクラッビング法
① 歯ブラシは、ペンを持つように握ります。この持ち方だと、ちょうど良い圧で歯を磨けます。
② 歯ブラシの毛先を使って磨きます。
③ 歯面に直角に当てます。内側は45度くらいの角度で当てます。
④ 軽い力で、横に小さく振動させて磨きます。
⑤ 上下の前歯の裏側は、縦磨きで一本ずつ磨きます。
赤ちゃんの歯
乳歯は上下10歯ずつ、合計20歯あります。
個人差はありますが、生後5〜6ヶ月に乳歯が生え始めます。
生え始めはガーゼで汚れをぬぐって落とします(食後に麦茶や湯冷ましを飲ませて、口の中をさっぱりさせてから行います)。
上下の前歯が生えてきたら、そろそろ歯ブラシに移行していきます。
赤ちゃん用の歯ブラシを与えて、しゃぶらせるなどしてみましょう。
上下の前歯が生え揃ってきたら、食事の後や就寝前などに磨きます。
虫歯予防
乳歯は虫歯になりやすいです。
虫歯は、糖質をえさにする口腔内の細菌が出す酸によって歯が溶けていく事により起きます。
虫歯になると、よく噛めないためにお腹を下したり、偏食の癖がつくようになったり、飲み込みがうまく出来ない、発音がうまくできない、顎の発達に悪影響を及ぼす、永久歯が綺麗に生えないなど、多くの影響を及ぼします。
虫歯を防ぐには口の中を清潔に保つことが大切です。
歯磨きに慣れるまで時間がかかる子もいますが、嫌がらずに楽しい歯磨き習慣を身につけられるよう、乳児期から歯磨き練習を初めていき、大人が仕上げ磨きをしてあげましょう。
永久歯への生え変わり時期(5〜6歳)には自分からすすんで歯磨きができるようになりましょう。
・ 甘い物は出来るだけ避けましょう
・ 哺乳瓶の使用は1歳2ヶ月頃まで。それ以降はコップを使うようにしましょう。
・ フッ素塗布を行いましょう。(生え始めの歯の表面にフッ化物を塗布することにより、虫歯に強い歯になります)
・ だらだら飲ませない・食べさせないという規則正しい生活習慣をつけましょう。
・ 離乳食後には湯冷ましなどを飲ませて口の中をすっきりさせましょう。
歯磨きのポイント
・ 赤ちゃんの頭を膝に乗せます。
・ 上の前歯を磨く時は、唇の裏の上唇小帯を傷つけないように気をつけましょう。
・ 歯と歯の隙間や歯茎の境目は特によく磨きましょう。
・ 一度に全部の歯を磨かず、部分ごとに分けて磨きます。
・ やさしく声をかけたり歌を歌いながら、遊びの延長で楽しく習慣づけましょう。
・ ブラシの先端2列くらいの毛先を使って、歯の表面に螺旋を描くように細かく優しくブラシを動かします。
・ 1歳半を過ぎたら、ぶくぶくうがいの練習も始めましょう。
※歯ブラシなどを口に入れたまま転倒すると、重大な事故につながるおそれがあります。歯磨き遊びは座ったり親が抱いた状態で、親が見ているときに行いましょう。